手術室看護師が「きつい」と思うときはどんな時？

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手術室看護師が「きつい」と思うときはどんな時？

手術室看護師の方で業務が「きつい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

手術室看護師が感じる「きつい」は、精神的や体力的など様々だと思います。手術室看護師はどのようなことで「きつい」と感じているか考えてみたいと思います。

手術室看護師の体力的に「きつい」

手術室看護師が体力的に「きつい」と感じる時は、どのような時なのでしょうか。「体力的にきつい」は、一般的に業務量が多くなっています。

「体力的にきつい」の要因は、一人の手術室看護師が担当する手術が多いことにあります。

一人の手術室看護師が担当する手術が多くなる要因は、手術室看護師が少ない、緊急手術が多い、手術の件数が多いなどになります。

手術の件数が多い

手術室看護師の業務は、手術に直接的にかかわる直接介助と外回りだけではありません。

手術の準備と後片付けも業務の一つです。また、術式によっては、術前訪問も行います。

手術件数が多くなると、手術にかかわる様々な業務も増えることになります。そのため、手術の件数が増えると「体力的にきつい」と感じます。

緊急手術が多い

緊急手術は、予測を立てることが出来ません。緊急手術を頻繁に行う医療施設は、重篤もしくは重症な患者の受け入れが多い傾向にあります。

緊急手術は、救急車での搬送だけではありません。ハイリスクな周産期医療を実施している医療施設も緊急手術が多くなります。

緊急手術は、手術室看護師が残業になることがあります。そのため、勤務時間の延長により「体力的にきつい」と感じることがあります。

手術室看護師の人数が少ない

当直やオンコールを導入している医療施設で手術室看護師の人数が少ないと確実に増える業務は、当直やオンコールの回数です。

当直やオンコールの回数は、月の日数を手術室看護師の人数で割ります。例えば、当直やオンコールを1名の手術室看護師で対応しているとします。手術室看護師が3名の医療施設は、当直やオンコールが月に10回、手術室看護師が10名では月に3回ということになります。

手術室看護師が少ないデメリットは当直やオンコールの回数だけではありません。

手術の件数は、毎日一定ではありません。医師によって手術件数は変わります。手術を頻繁に行う医師が異動してくると、日頃の手術の件数が増えます。

手術件数が増えたとしても、すぐには手術室看護師が増員されるとは限りません。手術室看護師が少ない状況で、手術件数が増えると「体力的にきつい」と感じやすくなります。

手術室看護師の精神的に「きつい」

手術室看護師が精神的に「きつい」と感じる時は、どのような時なのでしょうか。「精神的にきつい」は、一般的に手術室看護師の職場環境と手術室看護師自身とのミスマッチによって生じることが多いです。

手術室看護師の職場環境と手術室看護師自身とのミスマッチには、手術室看護師間の関係、手術室看護師としての適性、他部門の職員との関係などが挙げられます。

手術室看護師間の関係

手術室看護師間の関係は、複雑です。一言で言い表すのはとても難しいです。手術室看護師同士、「馬が合わない」とか「相性が悪い」と感じているのではないでしょうか。

そのため、職場の手術室看護師とうまくやっていけないと感じることで「精神的にきつい」と思うようになります。

手術室看護師は、職場環境を簡単に変更できないことを知っています。

手術室看護師としての適性

手術室看護師のみなさんに伺いたいです。看護学生の時、どの程度、手術看護を学びましたか？また、手術室に入りましたか？ほとんどの方が、急性期医療の一環で少しかかわった程度だと思います。

看護師の養成課程は、病棟実習がメインに設定されています。老年看護で訪問看護などのように病棟以外の実習もありますが、手術室看護を手術室で行うことはほとんどありません。そのため、看護＝病棟看護師のイメージが定着しています。

もともと、手術室看護師を希望している看護師は、手術室の業務をスムーズに習得することが出来ます。しかし、手術室看護師を希望していない看護師が手術室に配属されると、手術室の業務を習得するのに難航します。

この様に手術室業務の習得が難航する手術室看護師は、手術室業務は自分に合わないと感じるようになります。このような状況でもまた手術室看護師は、「精神的にきつい」と思うようになります。

他部門の職員との関係

「精神的にきつい」と感じる他部門の職員と手術室看護師との関係というと、真っ先に思い浮かべるのが医師ではないでしょうか。その他にも、病棟看護師、看護助手、薬剤科、検査科などといった方になると思います。

手術は、失敗が許されません。そのため、手術を執刀する医師は、術前から神経を張りつめています。手術室看護師の方で「あの医師は、手術をしてない時は温厚でいい人なのに・・・・」という医師に出会った人もいると思います。

手術を執刀する全ての医師が、術前から神経を張りつめています。ただ、その張りつめた状況を表に出すか出さないかは、医師の器量です。張りつめた状況を表に出す医師が多い医療施設では、手術室看護師への医師の接し方から「精神的にきつい」と感じる方もいます。

手術室看護師が「精神的にきつい」と感じるのは医師だけではありません。

病棟看護師や外来看護師、放射線科、検査科なども同じです。

どの部門も日々の業務に追われています。日々の業務がスムーズに進まないと、まだ残っている業務を早くこなさなければとの焦りを表に出す方もいます。

例えば、術中のレントゲン撮影です。

手術室看護師は、手術の進行状況を見ながら放射線科へ術中レントゲンの依頼をします。しかし、放射線科技師が手術室に到着してすぐに撮影ができるとは限りません。このことは、病棟看護師や外来看護師も同じことが言えます。例えば術後の申し送りです。

手術室看護師は、術後の患者の覚醒状況や術後の経過を確認しながら病棟看護師や外来看護師に患者の退出の連絡をします。病棟看護師や外来看護師に連絡してすぐに申し送りが出来れば問題ありません。

しかし、時には、抜管後の覚醒状況があまり良くなく、申し送りがすぐには出来ないこともあります。そのような時、病棟看護師や外来看護師は、待たされることになります。

焦りを表に出す職員が多い医療施設では、手術室看護師が「精神的にきつい」と感じやすいです。

手術室看護師の年齢的に「きつい」

年齢は、皆、平等に重ねていきます。この加齢に伴う「きつい」は、どのような事なのでしょうか。

手術室看護師の年齢的に「きつい」は、「体力的にきつい」とは異なります。加齢に伴う手術室看護師の体調の変化から「年齢的にきつい」と感じるようになります。

手術室看護師の「年齢的にきつい」は、体力の低下、視力の変化などが挙げられます。

体力の低下

加齢に伴う体力の低下は、「体力的にきつい」とは異なります。例えば、これまでの手術室看護師の業務量は、体力的にきついと感じていないとします。これまでと同じ手術室の業務量であっても、体力の低下とともに「きつい」と感じるようになることもあります。これが「年齢的にきつい」です。

視力の低下

手術室看護師の方でご存知の方も多いと思いますが、脳外科や眼科、神経や血管縫合などで持ちいる針や糸は、極々細く小さいものもあります。この様な針や糸は、一度見失ったら探すのが大変です。

年齢が若いうちは、細い糸や針の取り扱いに不自由を感じることは少ないと思います。しかし、加齢に伴う視力の低下よって、時に細い糸や針の取り扱いに不自由を感じるようになり「きつい」と思うことがあります。これが「年齢的にきつい」です。

まとめ

手術室看護師が「きつい」と思うときはどんな時？をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

手術室看護師の「きつい」と感じる時は、大きく分けると体力的と精神的、年齢的になります。

「体力的にきつい」の要因は、手術室看護師が少ない、緊急手術が多い、手術の件数が多いなどになります。

「精神的にきつい」は、手術室看護師の職場環境と手術室看護師自身とのミスマッチで生じやすくなります。手術室看護師の職場環境と手術室看護師自身とのミスマッチは、手術室看護師間の関係、手術室看護師としての適性、他部門の職員との関係などが挙げられます。

手術室看護師の「年齢的にきつい」は、加齢に伴う体力の低下、視力の低下によって、これまで「きつい」と思わなかった業務が「きつい」と感じるようになることです。

手術室看護師の方で「きつい」と考え転職を考えているようでしたら、一度、転職サイトに相談をしてみてください。

医療施設を外から見ただけでは業務量はわかりません。同じように職場環境も分かりません。

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