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男性看護師は手術室に必要?
少し前まで看護師を「看護婦」と呼ぶ時代がありました。今でもご年配の方の中には看護婦と呼ぶ方もいらっしゃいます。
この看護婦時代の看護に男性が加わるようになりました。その頃の男性看護師は「看護士」と呼ばれていました。
今では、男女を問わず「看護師」に統一されましたが、この名称の違いはそんな昔の話ではありません。
男性看護師の登場で移動介助など体力を有する業務はだいぶ楽になりました。
しかし、メリットは、それだけではありません。男性看護師の登場を一番、待ち望んでいたのは患者自身だと思います。
では、手術室で男性看護師はどのような役割を担っているのでしょうか。
目次 [目次を隠す]
男性看護師の配置
皆さんは男性看護師が極端に少ない病棟をご存じでしょうか。それは、産婦人科です。特に産科での男性看護師の勤務は皆無に等しい状況です。
産科は、デリケートな診療科になりますので男性看護師の配置には色々と課題があります。
さて、男性看護師の登場を一番、待ち望んでいたのは患者ではないかと前述しました。
皆さんはどう思いますか?
男性看護師は貢献している?
一昔前は、家事や育児、介護は女性の仕事と言う概念が当たり前でした。
そのため、女性看護師が男性患者の入浴介助や排せつ介助を行うのは当たり前と考えられてきました。この様な介助を受ける男性患者は、恥ずかしいと思っていないと誰もが思っていました。
果して、そうでしょうか。
そんなはずありません。恥ずかしいものは恥ずかしいのです。
今では、入浴介助など羞恥心を伴う業務は患者に配慮し、時には担当を交代しながら看護業務を行っています。
そのことを考えると、男性看護師は業務面だけでなく、患者の精神面にも大きく貢献しています。
手術室での男性看護師は何をするの?
手術室での業務内容で男性看護師と女性看護師が違うことはありません。
しかし、患者の状況によっては男性看護師を積極的に配置することもあります。
体格の良い患者
全身麻酔や腰椎麻酔など麻酔が効いている状況では、患者から協力を得ることはできません。
特に、全身麻酔後にうつ伏せや側臥位など体位変換を必要とする場面では男手があると助かります。医療施設によっては、体格の大きい患者の手術に男性看護師を配置する施設もあります。
しかし、必ずしも男性看護師が体格の良い患者を担当するとは限りません。
患者の移動など、男手が必要な場面で積極的にかかわってくれる男性看護師は頼りになる存在です。
手術室での患者は露出度が高い
手術は手術をする部位を露出しなければなりません。手術室看護師はできるだけ露出が少なくできるよう心がけますが、必ずしも十分とは限りません。
身体の中で羞恥心の高い部位があります。男性でいうと前立腺の手術が該当します。経尿道的前立腺の手術は、腰椎麻酔で行うため意識がはっきりしています。
意識がはっきりしている状況で羞恥心の高い部位を長時間、露出することはとても耐えがたい状況だと思いませんか?
まして、看護は女性が大半を占める職種です。経尿道的前立腺の手術を受ける方は年配の方が多く、自分の娘やそれよりも若い女性が担当することに恥ずかしさがあって当然です。
そのため、男性患者の羞恥心の高い手術には、男性看護師を積極的に配置する医療施設もあります。
手術室での男性看護師のデメリットは?
手術室の業務内容において男性看護師がいることでデメリットは殆どありません。
ただ、女性看護師同様に男性看護師も患者の羞恥心を忘れがちになります。
男性看護師が気を付けなければならないこと
手術室で男性看護師が気を付けなければならない事はなんでしょうか。
それは、女性患者の羞恥心です。
経尿道的前立腺の手術で年配の男性患者と若い女性看護師の話をしました。
実は、女性患者の羞恥心の高い手術はこの状況が逆転します。例えば、乳がんの生検、子宮鏡手術、帝王切開などでは若い女性患者を対象とすることが多くあります。
手術は素肌の露出を避けることができない部門です。男性看護師は女性患者への気遣いも忘れないようにしなければなりません。
まとめ
男性看護師の手術室での役割はいかがでしたでしょうか。男性看護師のおかげで移動などの業務はだいぶ楽になりました。また、男性患者の羞恥心にも配慮できるようになりました。
手術室で男性看護師と女性看護師の業務内容が変わることはありません。
しかし、積極的に男性看護師に担当をさせる術式もあります。また、逆に、女性患者の羞恥心に配慮しなければならない術式もあります。
男性看護師の方で手術室に転職をしたいと考えているようでしたら、一度、転職サイトに相談してみてください。
医療施設によって行われている術式には偏りがあります。たとえば、婦人科系の手術が多かったり、眼科の手術が多いといった状況です。
この医療施設の特徴は外観を見ただけではわかりません。
転職サイトはあなたが働きたいと思うような環境の医療施設を調べてくれます。まずは、相談をしてみてください。


執筆者情報
手術室看護師の求人と転職について、もっと詳しく!! 編集部
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