手術室看護師が良く「あるある」と思うこと。

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手術室看護師が良く「あるある」と思うこと。

手術室看護師同士で、日常業務の会話をしているとつい、「あるある」と言ってしまうことありませんか？

日頃、多くの手術室看護師がついつい「あるある」と言ってしまう事をご紹介します。

手術室看護師がオンコール中のあるある

手術は、平日の日勤帯に行われる予定手術だけではありません。夜間や休日にも緊急手術が行われます。夜間や休日の緊急手術に対応するために医療施設では、オンコールを導入しています。

手術室看護師がオンコールの時の「あるある」といえば、入浴や携帯電話の着信の音量に関連したことだと思います。

手術室看護師が入浴中の時

手術室看護師の方で入浴中に緊急手術の連絡が入ったことありませんか？入浴中、電話の音にすぐ気づけばよいのですが、必ず気づくとは限りません。入浴から上がって留守番電話に気づくこともあります。

手術室看護師の方で、留守番電話に気づいて救急外来などに折り返しの電話をして怒られた方はいませんか？時には、オンコールの手術室看護師に連絡がつかないと言われ、他の手術室看護師が呼び出されたことはありませんか？

手術室看護師の中には、入浴の様なトラブルを回避するためにオンコールの時は、こまめに救急外来に連絡を入れる方もいます。入浴のように一時、連絡が途絶えることを救急外来に伝えることで、オンコールでない手術室看護師へ連絡がいかないように気を配る方もいます。

手術室看護師の携帯電話の着信の音量

手術室看護師の方で勤務中、携帯電話の着信の音量をOFFにする方はいませんか？また、一日のうちに何度も音量を設定し直すのは大変なため、日頃から着信の音量を小さくしている方はいませんか？

携帯電話の着信の音量が小さいと、緊急手術の連絡が入っても気がつかないことがありませんか？留守番電話の着信に気が付き、救急外来に折り返すと連絡がつかないと怒られた事ありませんか？

医療施設によっては、携帯電話の着信音に気がつかないというトラブルを防ぐため、オンコールの連絡は固定電話にしたところもあります。

しかし、最近、使用頻度が低いからという理由で、固定電話を置かない方も増えました。そのため、医療施設によっては、手術室看護師に携帯電話以外での連絡方法を確認したり、固定電話の設置を推奨しているところもあります。

夜間の緊急手術

手術室看護師の方で、夜間の緊急手術で呼び出されることが多い方はいませんか？他の手術室看護師は、呼ばれないのにどうして私だけと思う方はいませんか？

確かに、「当たり」をひきやすい運を持つ方もいます。しかし、「当たり」は、手術室看護師が持つ運だけではないのです。「当たり」を引きやすい手術室看護師は、「当たり」を引きやすいようにシフトを組まれていることがあります。

例えば、助産師の満月手当をご存知ですか？満月に出産が多いことから、医療施設によっては満月の前後に夜勤をする助産師に満月手当を支払うところがあります。満月の出産がすべて問題なしにすむのであれば、手術室看護師の出番はありません。しかし、そうとは限りません。出産件数が増えることで、緊急帝王切開が必要なリスクの高い出産も増えます。すると、満月の前後には、緊急帝王切開に対応できる手術室看護師が配置されることがあります。

手術室看護師のオンコールを決めるのは、満月だけではありません。

医療施設は月ごとに救急車を受け入れる、緊急当番が決まっています。例えば、緊急当番が脳外科の医師だったとします。すると、普段の夜間より、脳外科の医師の診療を必要とする患者が救急車で搬送されてくる頻度が高まります。脳外科医師の診療の状況によっては、脳外科の緊急手術になります。つまり、手術室看護師のオンコールの日が医療施設の緊急当番であれば、緊急手術が行われる可能性が高まります。緊急当番が外科系なのであれば、緊急手術の確率はさらに上がります。

医療施設によって対応は異なりますが、どの手術室看護師をどの日にオンコールにするか決める人は、緊急手術の確率を知っていることがあります。緊急手術の確率を知っている人は、緊急手術に対応できる手術室看護師を緊急手術の確率が高い日に配置します。

手術室看護師の残業のあるある

手術室看護師の方で、残業当番をご存知な方はいますか？

手術室看護師の勤務は、基本的に平日の日勤の時間帯に終わるように予定手術が組まれています。しかし、毎日、予定通りに終わるとは限りません。緊急手術が入ることもあります。また、術中の術式変更や難度の高い術式などの時は、手術時間が延長してしまうこともあります。手術時間の延長に対応するために手術室看護師は残業をします。

いつも同じ手術室看護師が残業するのは不公平になります。そのため、手術室看護師間で残業をする人を決めておきます。これが残業当番です。

医療施設によっては、オンコールの手術室看護師が残業当番を担っていることもあります。

残業が多い手術室看護師

手術室看護師の方で残業当番の時、緊急手術が良く入る方っていませんか？どうして自分の時だけこんなに緊急手術があるのだろうと思ってしまう方も多いはず。

確かに、「当たり」をひきやすい運を持つ方もいます。しかし、「当たり」は、手術室看護師が持つ運だけではないのです。残業当番で緊急手術に「当たらない人」は、育児や介護をしている残業が困難な人が多くありませんか？

手術は、曜日によって手術を行う診療科が異なります。そのため、残業が発生しやすい曜日が大体、決まっています。残業当番を決める人は、その傾向を知っています。そのため、育児や介護などで残業が困難な手術室看護師を「残業が発生しにくい日」の残業当番にあてる医療施設もあります。

手術室看護師の体調不良のあるある

手術室看護師の方で直接介助を担当する予定だったけど、お腹の調子が悪く外回りと担当を変わったことがある方はいませんか？また、逆にお腹の調子が悪くて外回り看護師と担当を変わりたくても変われないことってありませんか？

鼻水なら術中に支障をきたさないと判断する手術室看護師もいますが、さすがにお腹の調子が悪いときは担当を変わりたいと思う方も多いのではないでしょうか。

直接介助と外回り看護師の担当を変われない場合

手術室看護師が体調不良でも、直接介助と外回り看護師の担当を変われない理由は様々です。例えば、直接介助の手術室看護の経験が未熟な時です。

手術は、何が起きるか予測がつきません。時に、出血量が多く、輸血を必要とするかもしれません。また、がんのように他臓器への浸潤があった場合、他の診療科へのコンタクトや術式変更に伴う器械や物品の補充が必要になります。このような対応を直接介助の看護師が行えれば、直接介助と外回りの担当を交代することが出来ます。しかし、直接介助の手術室看護の経験が未熟な時は、外回りと交代することが困難です。

直接介助と外回り看護師の担当を変われない場合は、直接介助の手術室看護の経験が未熟な時だけではありません。一番の問題は、手術室看護師の人員不足です。

前述した「直接介助の手術室看護の経験が未熟」であっても、手術の担当を交代できる手術室看護師がいれば直接介助の変更は可能です。

直接介助と外回り看護師の担当を変われない場合は、手術室看護師の人員不足や直接介助の手術室看護の経験が未熟だけとは限りません。

手術室看護師が体調不良を訴えても、手術の担当の変更がされないことがあります。その多くは、職場環境に問題があります。 職場環境に問題がある医療施設は、手術室看護師の訴えに「聞く耳を持たず」や「体調管理ができないのは自己責任」といった考えの方が多くいる傾向があります。そのため、体調不良を「我慢」する手術室看護師もいます。

まとめ

手術室看護師が良く「あるある」と思うことをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

手術室看護師の方で育児や介護などの家庭の事情があり、オンコールや残業などを極力少なくしたいと考えているのなら、一度、転職サイトに相談してみて下さい。

手術室看護師のオンコール当番や残業当番を決める人がどの程度、手術室看護師の背景を配慮しているか、外からではわかりません。

体調不良で直接介助と外回りを交代しやすい職場環境は外部からではわかりません。

手術室看護師の間で「あるある」という出来事を改善できる職場を探すのであれば、一度、転職サイトに相談してみて下さい。

「あるある」の出来事を「あなたは困っている」という事を理解し、調べてくれます。

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