手術室看護師の業務はクリニックと一般病院とどう違う？クリニックでの手術室看護師の業務を教えます。

当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

手術室看護師の業務はクリニックと一般病院とどう違う？クリニックでの手術室看護師の業務を教えます。

手術室看護師の募集と言うと皆さんは病床数の多い施設だと考えるかたも多いかと思います。確かに、手術は身体に損傷を与えるわけですから、患者の術後管理も必要です。そして、手術をする部屋や器械も特種なものを完備しなければなりません。そのため、どこでも手術ができるとはかぎりません。

しかし、医療技術と麻酔技術が進歩したことで日帰り手術が可能となりました。この事で、クリニックなど病床を有さない施設でも手術室看護師が活躍するようになりました。

クリニックとは？

皆さんはクリニックというとどの程度の規模を思い浮かべますか？

まず、クリニックは医師1人と看護師1人以上いれば開業できます。そして、病床数が19床以下と決められています。病床を有するとその経営には莫大な予算が必要になります。そのため、病床を有さないクリニックが多いと思います。

なので、クリニックというと、誰もが病床を有さない外来診療のみを思い浮かべると思います。

しかし、最近は病床を有するクリニックが増えてきました。このことで、クリニックでの手術室看護師の需要が高まってきました。

また、これまで病床を有するクリニックは産婦人科が多かったのですが、最近では消化器外科や呼吸器科など様々な領域で増えています。

クリニックで働く手術室看護師

手術室看護師が働くクリニックはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、手術室看護師の業務内容はクリニックの規模で大きく変わります。特に病床の有無によって対応できる術式が変わっています。他には、診療科やコメディカルの人数などになります。

実際にどのように変わるのでしょうか。

病床を有するクリニック

最近では、クリニックと言っても病床を有する施設も増えてきました。このようなクリニックは20床に満たないと言うだけで患者が入院する病棟があります。このようなクリニックでは、術後管理を病棟で行うところが多くあります。

クリニックで行われる手術は、合併症など手術のリスクが少ない患者を対象に行われることが多いです。

病床を有するクリニックの中でも夜間も看護を提供できる病棟を有する施設で行われる手術は、腰椎麻酔で行う手術や腹腔鏡視下手術といった術後の管理が必要な手術も実施しています。

クリニックで行われる手術は侵襲の少ないものがほとんどです。しかし、手術をするということは合併症や再手術の可能性もありますので、もしもの時のために手術室看護師にオンコール体制を導入しているクリニックもあります。

また、病床を有しているといっても朝一から手術があるとは限りません。手術を予定されていない曜日などは外来業務を担当することも多々あります。

病床を有さないクリニック

次に病床を有さないクリニックでの手術です。前述をしましたが、病床を有さず手術室を整備するのは経営がとても厳しいのが現状です。

では、どうするのかというと、クリニックを専門領域で特化させるのです。クリニックを専門領域に特化させることで手術に必要な特殊な器械の整備を最小限に抑えることが出来ます。

また、病床を有さないクリニックでは術後の管理が十分にできませんので、伝達麻酔や局所麻酔などで行われる手術がメインに行われます。

クリニックは多くが外来診療で維持されています。そのため、一週間フルに手術が入っているわけではありません。手術室看護師と言っても、診療の補助を求められることが多々あります。

手術室看護師の業務はコメディカルの人数でどう変わるの？

クリニックの規模によってコメディカルが働く人数はかなり異なります。医療事務は多くのクリニックで雇用しています。しかし、看護助手や清掃、検査技師といった職種は時に雇用されていないことがあります。

コメディカルの雇用状況はクリニックによってかなり異なりますので、現段階ではこの業務が増えますとは言えません。

ただ、看護助手がいなければ、手術に使用する器械を洗浄したり滅菌をしたりします。また、針や糸、ドレープなどの資材の請求や管理を行うことになります。

清掃業者が入っていなければ、手術室看護師が手術室の掃除を行うことになります。

MEがいないクリニックであったら、精密機械のメンテナンスを業者に依頼するのも手術室看護師の業務になります。もちろん、日々の管理も手術室看護師の業務になります。

手術室看護師の業務はクリニックと一般病院と何が違うの？

一般病院での手術室看護師の業務は、直接介助や外回りといった手術にかかわる業務です。

その業務の合間に、薬液の補充や針や糸などの資材の補充、請求を行います。また、精密機械の稼働を確認します。薬液や資材の補充を薬剤科や資材課が行っている施設では、手術室看護師はこれらの業務を行いません。精密機械についても同じです。MEが管理している施設もあります。

クリニックでは手術室看護師の業務は手術にかかわる業務だけではありません。時には診療の補助をします。コメディカルに人数によって、手術室看護師が看護助手や薬剤科、資材課、MEなどの業務も担うことがあります。

まとめ

クリニックで働く手術室看護師の業務をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。想像していた通りと思う方もいるかと思います。

また、逆に、こんな事までするの？と思う方もいらっしゃったと思います。

一重にクリニックで働く手術室看護師の業務と言っても施設によって内容は様々です。オンコール体制を導入しているクリニックもあります。手術室看護師が外来診療の補助をしているクリニックも多くあります。

コメディカルの人数によっては、資材の請求や補充、清掃、精密機械のメンテナンス依頼などのといった業務を手術室看護師が担うことになります。

クリニックの規模は外層からはわかりません。しかし、規模の大きさによってコメディカルの人数が違うことも確かです。そして、コメディカルが担う業務の状況で手術室看護師が担う業務も変わります。

ただ、手術室看護師が担う業務内容の種類は、規模の大きいクリニックで少なく、規模の小さいクリニックでは多くなる傾向にあるように思います。

しかし、前述しましたが、クリニックを外から見るだけでは詳細はわかりません。実は、クリニックに転職した手術室看護師がすぐにやめてしまう理由はこれです。業務内容が思っていたことと違うです。

自分で問い合わせても、必ずしも現場の手術室看護師から話を聞けるとは限りません。

クリニックで手術室看護師として勤務をしたい、自分はこういった環境で働きたいといった希望があるなら転職サイトを活用した方が良いです。

自分一人で自分が働きたいと思う環境のクリニック探すのは大変です。一度、転職サイトにご相談ください。自分が働きたいクリニックを満足いくまで調べてくれます。

---

---